>  屋外日本雑誌  >  Issue 23 : 7月/8月 2008  > 特徴 >  No Frills, Simple Outdoor Fun- Muji Campgrounds in Japan

特徴

2008
Issue 23
No Frills, Simple Outdoor Fun- Muji Campgrounds in Japan
By Irwin Wong

自然回帰。現代社会を忘れて、キャンプに行こう。都会に暮らす人なら、誰もが必要な時間だ。静かにゆった り過ごして心を充電するために。

ミニマムデザインで受賞歴のあるMUJIは、国内外で広く支持されているブランドだ。MUJIは、 こうしたデザインコンセプトを使って、ファミリーで楽しめるキャンプ場を運営している。余分のないナチュラルなキャンプについてもっと知りたくて、 MUJI本社を訪ねた。

MUJIアウトドア部門担当の石川さんにまず聞きたかったのは、そもそもなぜキャンプ場をつくろうと思ったのか?  ということだ。

その答えに石川さんは、「お客様の日常に、違次元体験を提供したかったの です」という。衣類、家庭用雑貨、食品などをプロデュースしていますが、日常とは違うレクリエーションを提供したかったのです。そこで、MUJIアウトド アを立ち上げました」

いずれのキャンプ場も高原にある。夏涼しく、空気が新鮮だ。ハイキング、カヤック、釣りができる。テントをもってすぐにでもでかけたくなる。
と ころで、何を持っていけばいい?

「キャンプ場では、あらゆるものがレンタルできます。持ってくるものはあまりないのです」という石川さん。 着るものをバッグに詰めて、車に乗ればいいってことでしょうか? それだけでキャンプができますか?
「その通りです」との答え。ボートも、テン トも、釣竿も、MUJIが揃えておいてくれるそうだ。

「あらゆる年齢のお客様、とくにファミリーに気軽に利用できるキャンプ場でありたい のです」

私は、この点がとくに気に入った。子供を自然に親しませる機会は、誰もが望む特別なイベントだ。しかし、子供が病気になったら、木から落 ちたら、迷子になったら、虫に刺されたら、と不安はつきない。そんな不安を抱えるファミリーが、安心して挑戦できるアウトドアをMUJIアウトドアが提供 している。MUJIのキャンプ場がファミリーに人気の理由はどこにあるのだろう?

「大 人も子供も楽しめるアクティビティがたくさんあります。カヤックから石焼ピザまで、子供も参加できるワークショップが用意していますよ」と石川さんが説明 してくれた。

もちろん他にもいろいろなことができる。子供向けワークショップのほとんどは、アウトドア関連の内容。なかでも、鳥笛つくりや フライフィッシングでは順番待ちがでるほどの人気だ。


その上、広い森にはハイキング道やバイクトレイルがある。スタッフも充実し ていて、子供たちが安全に遊べる。

 

大人だって楽しめる。群馬のキャンプ場では8月24日から26日のあいだ、レゲエと R&Bのライブコンサートが開催される。トライアスロンや餅つき、そしてアートやクラフトのワークショップは、大人と子供が一緒に参加できる。

こ の夏、子供のためにオーガニック素材の枕カバーを探して歩き回るくらいなら、都会と暑さと雑踏から抜け出して自然に帰ろう。これがMUJIスタイルだ。

最後に、石川さんのアドバイス
「レインコートをお忘れなく。それから、カヤックで遊びたい方は事前に予約を」