特徴
慌ただしい日常をわすれ、山へとのがれ、縛られることも、規則に従うことも、明確な境界線もなく、没頭する。フリースキーも、スキーを楽しむ自由な気持ちからなりたっている。
フリースキーは、人工的なゲレンデ以外で滑るスキーだ。たったひとつのルールは、スキーを楽しむこと。フリースキーはひとつの概念であり、ライフスタイルである。フリースキーヤーは、新たなトリックや大技に挑戦したり、スキー開発を手がけたり、フリースキーならではの自由をいっそう楽しんでいる。
Powder Power
フリースキーはパウダー天国であるバックカントリーで行うのが一番。スキーヤーは林間にできたキッカーで飛んだり、地形を利用してとことん遊ぶ。
スノーパーク、パイプ、ビッグマウンテン、街中にはさまざまな制約があるものの、バックカントリーでのフリースキーにはルールは一切ない。それどころか、フリースキーヤーは、その瞬間、その場所にあるもので挑戦をしなくてはならない。
最近のスキー事情を知るために、もっとも革新的なスキーヤーであるペップ・フハースと話をした。ESPNのウェブにもあるように、ペップはスイッチを始め てやってのけたスキーヤーであり、“ペップロール”トリックの考案者である。
彼は、まだまだ競技の世界で戦える実力があるのに、バックカ ントリーでの撮影に注力してきた。ビデオの世界でも、2004年には、米「パウダービデオ」での「Breakthrough Performer」賞、および「Best Trick」賞を獲得している。
2009年、ペップのプロモデルスキーは、K2「Kung Fujas」だ。彼によると、この仕事をはじめてからというもの、様々なところからインスピレーションを受けてスキーを続けてきたが、もっとも彼が影響を 受けたのは斜面にあったという。
「滑っているときに制約がなく、雪があるところならどこでもフリースキーができる。フリースキーは、ほか のスキーと違って、スキーヤーが自由に表現できるんだ。他のスタイルは決まり事やガイドラインがある、でもフリースキーは、自由なんだよ。規則や制限と いったものがなく、表現は無限大にある」
フリーダムへの扉
普通のスキーとフリースキーの板の違いは、前方にも、後方にも滑ることを可能にするツインチップにある。この違いはペップには重要ではないらしいが、スピントリックで着地するのに適している。近年は、より柔らかく、自由な滑りを可能とさせている。
オフピステでのフリースキーには、雪に沈まないために、幅広のパウダースキー用板を使用する。バックカントリーや整備された場所では、中心の幅が90mm以上のファットスキーが適している。
スキーを選ぶにはフリースキーと、そのライフスタイルに情熱をもっている会社がつくるものを選ぶことをすすめる。数年来、カリフォルニア州コスタメサのアルマダスキーといった優秀なメーカーが誕生し始めている。彼らは、地元の小さなメーカーから成長し、優れた製品と、プロライダーを起用したイベントを開催。フリースキーを世界に発信し続けている。
さらに近年、フリースキーヤーが求める製品を開発・貢献しているのがラインスキー社だ。スキーポールならジョイスティック社がある。新期参入を始めたサーフェイス・スキー社も、個性的な情熱を感じる楽しみなメーカーだ。国内メーカーでは、ストリクトリー社やリーゾン社などがある。大阪のプレイ・デザイン社も、国内、およびアメリカ向けフリースキーウェアの展開に力を入れている。
フリーダムを体感する
フリースキー人気が高まるとともに、世界中でイベントが開催されるようになった。そのなかで、もっとも大きなものがコロラド州アスペンで行われる 「Winter X-Games」であろう。ここでは毎年、過激なショーが繰り広げられている。そのほか、スウェーデン「Jon Olsson Invitational」、フランスのラ・クルサーズ後援による「Candide Invitational」、昨年にコロラド州テルライドで開催された「U.S. Freeski Open」などがあげられる。
国内では、上越国際スキー場で行われる「日本オープン」がもっとも大きな国際大会であろう。3月に開催される、岐阜・高鷲スノーパークで行われる「キン グ・オブ・パイプ」、新潟・苗場スキー場「カナダ・カップ」と「スパイダー・カップ」でもライダーたちが競う姿がみられる。
フリースキー 人気の勢いが増すにつれて、映像作品も数多く製作されるようになってきた。ニンバス・インデペンデント、プアボーイズ、MSP(マッチスティック・プロダ クションズ)、TGR(テトン・グラビティ・リサーチ)、フィールド・プロダクションズ、ワレン・ミラー、レベル1 プロダクションズ。そして、レージ・ フィルムズなどのプロダクションだ。ハンティング・イエティ、ジョイスティックズ・ホットランチ、ライフフィルムの「サーフェスズ・ウォーク」など、最新 映像を見ることができる。
フリースキー・ライフスタイルは自己表現であり、友と旅を続け、新たな地形を発見し、互いに励ましあい、向上に努め、エアーに取り組む。 そして、究極の開放感を味わい、日常のストレスを忘れることであり、童心に帰ることである。
サーフェス・スキー社のマイケル・シュナイダー曰 く、「フリースキーの唯一の規則は、楽しむこと」。
フリースキーに挑戦してみよう。自然のなかで遊び、本当の自由とは何か確かめるのだ。
WEB CONNECTION
FREE SKI COMPANIES IN JAPAN
K2 Skis: www.k2skis.com
Joystick: www. joystickskiing.com
Surface: www. surfaceskis.com
Strictly: www.strictly.jp
Play Designs: www.p01.jp
TERRAIN PARKS IN JAPAN
1. Takasu Snow Park, Takasu, Gifu, www.takasu.gr.jp
2. Aizu Kogen Nango, Nango-mura, Fukushima, www.sayurinosato.co.jp
3. Ishiuchi Maruayama, Yuzawa, Niigata, www.ishiuchi.or.jp
4. Niseko Grande Hirafu, Niseko, Hokkaido, www.grand-hirafu.jp
5. Alts Bandai Resort, Alts Bandai, Fukushima, www.alts.co.jp
FREE SKIING EVENTS IN JAPAN
Nippon Open: End of February-March 2009 at Joetsu Kokusai Resort, Niigata, www.opensnowboarding.com
King of Pipe: March 2009 at Takasu Snow Park, Gunma, www.takasu.gr.jp
Canada Cup: March 2009 at Naeba Ski Resort, Niigata, www.canada-info.jp/prove
Spider Cup: March 2009 at Naeba Ski Resort, Niigata, www.princehotels.co.jp/ski/naeba/
INTERNATIONAL FREE SKIING EVENTS
Winter X-Games: www.expn.go.com
Jon Olsson Invitational: www.jon-olsson.com
Candide Invitational: www.candide-invitational.com
US Open: www.usfreeskiing.com
FILM & DVD
Nimbus Independent: www.nimbusindependent.com
PoorBoyz: poorboyz.com
Matchstick Productions: www.mspfilms.com
Teton Gravity Research: www.tetongravity.com
Field Productions: www.fieldproductions.com
Warren Miller: www.skinet.com/warrenmiller
Level 1 Productions: www.level1productions.com
Rage Films: www.ragefilms.com




