特徴

2016
Issue 61 (Autumn 2016)
宮古マジック
By Bonnie Waycott

ここの水面下には珊瑚や砂地、そして松明に反射して光る裸鰓類でちりばめられた景色がある。 トンネルやアーチを描く大きな岩が奥深くに腰を据え、そのあいだから太陽の光が輝いている。ボニー・ウェイコットは、沖縄の宮古島を訪ね、 色とりどりの海洋生物と石灰岩の世界に潜っていった。

ずっと昔、海は宮古島に魔法の力でトンネルやアーチや横穴をつくりあげた。夏になると、数多くのダイバーがこの石灰岩が成す自然の彫刻を一目見ようと、この島を訪れる。

ここは沖縄本土から約300km南東にある宮古島。ここ からダイビングすると、そこは巨大な石の構造が連なる世 界への旅だ。ゴツゴツとした岩が露出し、曲がりくねってト ンネルをつくり、そこを抜けると砂浜や小さなサンゴ礁に出 くわす。色鮮やかな海の生物たちが生息するこの場所は、水中の地形、蒼い水、色とりどりのサンゴ礁の組み合わせで、沖縄の賑やかなところとは対照的だ。

中ノ島チャネル

海底の深さが14mで、ダイビングのスタートは、いくつもの 中位の岩がある中ノ島チャネルは、あらゆる海洋生物を見 つけるのに最適な場所だ。狭いアーチをくぐると、深さは 約18m。水が澄んでおり、魚やそのほかの生物の種類が 多い。 岩の構造の周りには、大きな黒い目をしたテリエビスの 群れや、未熟なイロブダイが近くでうろうろしている。海底は砂なので、横たわって小さなジョーフィッシュが、住処から顔を出し、ダイバーが消えさるのをじっと待っている様子 を見ることができるかもしれない。このダイビングは、最高深度が約20mで、岩の合間に 散在する砂地の上をゆっくりと揺られていける。近くには小さなトンネルの入り口があり、さまざまな極小の生き物を間 近で見つけることができる。色鮮やかな海綿、珊瑚、ウミウチワ、さらにはウニを探 すために岩壁を調べるときは、水中ライトを使うことだ。観察の鋭いダイバーであれば、穴やくぼみに、ハダハカオコゼなどが隠れているのに気づくだろう。ダイビンが終わりに近づくと、水の勢いでダイバーはトン ネルの向こう側へ押し出され、岩の住処にへばりつく、色とりどりの裸鰓類を見ながら、水面への浮上がはじまる。

実用的情報

行き方:ノンストップ便は東京・羽田空港からあり(2時間半から3時間)
交通の便:宮古島の探検には車のハイヤーがおすすめ。ほとんどのレンタカー会社は宮古空港に支店があり、車で島をまわるのも楽しい。自転車やスクーターもレンタルできる。 天候:穏やかで、冬は雨が多く、夏は暑い。平均気温は約24°C、平均最高気温は夏で32°C。
水温:冬は22~23°C、夏は28~33°C。夏は5mmのウェットスーツ、冬は7mm、またはそれより温かいものが最適。 宿泊:質素なペンションから伝統的な民宿もあれば、少し値段の高い洋式のビジネスホテルやリゾートまでいろいろある。
その他:島の主なダイビングショップは、ダイブキッズ(www.divekids.jp/a/frame1.htm)とカラカラ先生のダイビングスクール宮古島 (Web: www.cosmos.ne.jp/~karakara/)だ。カラカラ先生ダイビングは、ダイビングと宿泊のパッケージを手配してくれる。
※ダイブキッズもカラカラ先生ダイビングも、英語があまりできないので、英語で問い合わせる場合、基本的なことしか 答えられない。日本語が話せず、宮古島でダイビングを希望する人は、私がお手伝いしますので、 bonniewaycott@gmail.com 宛てにメールで問い合わせるか、フェイスブックで the Rising Bubbles Facebook Page (www.facebook.com/RisingBubblesNotesOfANewDiver ) をご覧ください。

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