>  屋外日本雑誌  >  Issue 8 : 6月 2006  > 特徴 >  Let the Good Times Roll!

特徴

2006
Issue 8
Let the Good Times Roll!
By Dom Pates

ようこそ、マジックバス・ミステリーツアーへ

はい、ならんで! ならんで! 皆さんこちらにお集まりくださぁい! リラックスして日本各地の夏の風情と、ごっ機嫌なサウンドを楽しむため、ファンキー&グルービーな旅へとお連れする“OJマジックバス”の出発です! 第一回サマーミュージック・ミステリーツアーへようこそ!

仕事ばかりの単調な毎日なんか忘れて、ショーツに着替えて、新鮮な空気と、太陽光を浴びて、疲れた魂を音楽で癒すように!

ケン・ケシーが彼のバンド、メリー・プランクスターズを引き連れてやってくる。ジョンにポール、ジョージやリンゴ、ザ・ウォーラス、そしてカーペンターズもだ。飲み物は鏡の国のアリスのトゥイードルダムが、スナックはトゥイードルディーが用意する。マッドハッターがうさぎの一匹や二匹だしてくれるだろう? もうそろったかい? いよいよ旅の始まりだよ!

南下


日は西から出ずる。時間を忘れさせる砂浜、リズムあふれる熱帯雨林、ツアーの初日にはもってこいの場所。サンダルをもって、日光浴の用意をしよう。

まず最初は、日本の最南端イベント。オレンジレンジ、ベニーKなどが出演する「宮古島ロック・フェスティバル」だ。今年で6回目を迎える沖縄本島で行われる夏フェス「The Tug of Rock'n Roll」では以前、バンプ・オブ・チキン、シャカラッビッツ、ハイロウズなどが参加している。イエローサブマリンを見逃すな!

フェリーに乗り込めば、ボートパーティーが終了する前に九州に到着。噴煙たちあがる火山に古代の森のワンダー・ランドはアリスも見逃さない。「阿蘇ネイチャーフェスタ」と、1993年以来、福岡でスカ、レゲエなどのビーチカルチャーを発信してきた「ビーチカフェ・サンセット」もオススメ。

「ハイヤー・グランド06」といえば、福岡一のアウトドア・イベント。東京スカパラダイスオーケストラ、パフィ、フロウなどの出演が決まっている。おっと、それと大分の「ジャマイカ村Vol.10」。ここは、カリビアンの雰囲気たっぷりだ。

さぁて、次の目的地は、平和の願いに満ちたヒロシマだ! 広島最大のイベント「フェスタデラマ」は瀬戸田島で行われ、リトル・テンポ、マイスティース、シェイクロックが出演。神聖なる厳島で行われる「フルムーンパーティ」では、月の明かりの下で。

西へ

お次は、四国最大規模のロックフェス「モンスターバッシュ2006」へ、さらに「ディスコインフェルノ06」へと突入。モンスターバッシュ2006には、忌野清志郎、ビート・クルセーダーズが出演。ディスコインフェルノ06は、この夏もっとも熱いパーティになる、とのウワサだ。

さて、マジック・バスは本州へともどぉり、大阪、名古屋、神戸の都心部を抜け、文化都市キョートをめざす。もう参ってきた? そんなこといわないで、トゥイードルダムがつくる特別なクールエイドを飲んで元気回復させてくれな。

日本第2の都市の大阪ではメタリカ、フレーミング・リップス、デフトーンズ、マッシブアタック、DJシャドウなどが出演する「サマーソニック2006大阪」が2日間の日程で開催される。

エイベックスの主催する「a-nation‘06」には、同社所属の人気シンガー、浜崎あゆみ、大塚愛らを引きつれて愛知、兵庫にて展開。兵庫県で注目したいのは「宝塚ブルーグラスフェスティバル」。トップレベルのジャパニーズ・ブルーグラスバンドが満喫できるのだ。

首都圏突入

眠っている人を叩き起せ! 何百万という人々が、夜明けまでパーティに明け暮れるパワフル東京に到着だぞ! ピード・パイパーのように、洞穴からみんなをつれだす不思議な気分に包まれるときが来た。

インターネットポータルサイトの「エキサイト」 が主催する「エキサイト・ミュージック・フェスティバル」では久保田利伸、平原綾香などが参加。代々木公園で行われ、最高のパーフォーマンスが期待できそう、かな?

でも、もしかして、もっと高尚な音楽をさがしていんだろう? それなら5週間のあいだいろんな会場で、お寺、神社、公園で行われる「東京の夏・音楽祭2006」を。また、ハービー・ハンコックが手がける「東京JAZZ 2006」は要チェック。

神奈川の横浜アリーナでは、アジアン・カンフー・ジェネレーションが「ナノ・ムゲンフェス2006」を開催。アジア最大のテクノフェスティバル「ワイヤー06」が、その後に控えている。

素敵な海の町・湘南では加山雄三大将、ザ・ワイルドワンズが出演する「湘南音楽祭」が予定されているので、引き続きチャリティーライブ「鎌倉ビーチパーティ」へと向おう。

東京近郊でございまぁす

躍動する東京近郊の海岸や山々は、体力をリチャージするのにもってこい。伊豆諸島、静岡の海岸、富士山、長野のアルプスなどはアウトドア・パーティの場所として完璧だ。

ストーンズとグレイトフル・デッドは、’69年12月カリフォルニアのアルタモントにて行われたライブ「アルタモント・レースウェイ」に参加したが、なんとサンタナ、キッス、ドゥービーブラザーズが今年日本に集結する。これは、あの伝説のライブ「ウッドストック」が甦る、と銘打った「ウドー・ミュージックフェスティバル2006」で、開催は富士スピードウェイ。

お茶畑で有名な静岡では、ふたつのグリーンなイベントが行われる。ビーチクリーンライブ「ウィンドブロー06」と、昨年ミスターチルドレン、エブリ・リトルシングが参加した「apバンクフェス06」。双方とも環境問題への関心を高めるためのコンサートだ。

本州のアドベンチャー・キャピタル、群馬県水上では「フルムーンパーティ」が開催される。キャンプ、バンガロー、アドベンチャー・ウィークエンド・パッケージなどがあるし、東京からのアクセスもいい。

「朝霧JAM」は、過去2年間出演者が発表になる前にチケットがソールドアウトしている。今年も始まる一週間前まで、だれが来るかはわからないが期待は大きい。


さて、このエリアの最後の停車地は、茨城県の「ロックインジャパン・フェスティバル2006」。企画制作は、あのロッキング・オン誌。ドラゴンアッシュ、少年ナイフ、m-floとポリシックスという人気ミュージシャンが出演予定だ。

北上せよ

とうとう、超大物の登場。日本のグラストンベリー「フジロックフェスティバル」だ。新潟の緑濃い苗場スキー場の斜面が会場に行われる、国内外の有名ミュージシャン・サミット。今年のラインナップはレッチリ、フランツ・フェルディナンド、スーパー・ファリー・アニマルズ、ストロークスなど超豪華。

レイブ・ミュージックが好きな人にはソルスタイス・ミュージックが主催する「スピンフィールド2006」がぴったり。夕焼けを観るなら、新潟県の青山海岸で行われる「日本海夕日コンサート」が最高。

新潟を出発する前には、佐渡の「アース・セレブレーション(地球の 祝祭)」の力強いリズムに酔いしれよう。世界中から集まったアーティストとコラボレートする3日間は、音楽、踊り、芸術のお祭だが、なかでも和太鼓グループ・鼓童の太鼓には圧巻だ。さらに今年は、フレンチ・ギニアからのお客様、タマンゴ・アーバンタップも参加予定。

えぇぇぇ! いまの見た? ゼッタイ白うさぎが北の方角に向かっていったってば! 手付かずの緑豊かなワイルド北海道にいったのさ。

はい、では、札幌です。ここでは、クラシックのコンサートを見つけましたよ。20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタインが1990年に設立した「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」。音楽への愛情を通して、世界平和に貢献したいという彼の願いが引き続けられているイベントだ。それから、「さっぽろ旭山音楽祭」。昨年は、700人のコーラスと頭上で花火が上がり、これには感動した。

どこまでいくのかって? 細長く縦にのびる日本のマジカル・ワンダーランドを駆け抜ける旅は、始まった場所、海辺で終わる。

港街、運河、海岸とおいしいシーフードの街・小樽では「ライジングサン・ロックフェスティバル 2006 in EZO」がある。1999年より開催されている、このイベントは、どの年齢層も楽しめて、キャンプサイトもあるし、スカパラや吉井和哉、KODAMA & THE DUB STATION BANDなどが登場予定だ。

さぁて、そろそろ脱落者を引き上げながら、帰り支度といきましょう。ご乗車ありがとうございましたぁ。OJマジック・バスを降りるときには、皆さん、よい夏の思い出を胸に、来年までまた楽しみにしていただければ幸いです。だって音楽に終わりはありません、よ。

OJ ミュージックカレンダー

GPS機能なんて忘れて、旅に地図は必要なんだからね。OJミュージックカレンダーを壁に張って、最高の音楽とアウトドアパーティへの参加計画をたてくれ。