>  屋外日本雑誌  >  Issue 19 : 11月/12月 2007  > 特徴 >  Slowing Down on Koh Chang

特徴

2007
Issue 19
Slowing Down on Koh Chang
By JM Roberts

閑静な隠れ家、昼はビーチで戯れ、夜には酒をあおりナイトライフといった、タイとは一味違う体験をさせてくれる。

タイのビーチといえばサムイ島、ピーピー島、パタヤやクラビを思い浮かべる。それぞれ魅力ある場所だが、往々にして開発されすぎて環境破壊が進み、とても混雑している。のんびりとした漁村で漁をしたり、ゴムの栽培、果物を売り生計を立てている一昔前のタイの生活を覗かせる場所はもう残っていないものかと思わせる。
しかし、チャン島はまさにそんな場所だ。1982年に、ほかの52の小さな島とともに島全体が海洋国立公園に指定されているため、これまで開発の手を逃れてきた。バンコクから360km、新しくできたハイウェイでトラットへ向かい、そこからはフェリーで30分。最近、徐々に外国人旅行客にも知られるようになってきた。

長さ30km、幅14kmのチャン島は、プーケットに次いでタイで大きな島だ。白い砂浜、透明度のある青い海、エメラルドグリーンの熱帯雨林。トロピカルパラダイスそのものだ。内陸の山々は、ほとんど手付かずの状態に残され、植物が生い茂り、野生の鹿や豚も生息する。

 動物好きならマカク猿、小さなインドのシベット、ジャバのマングース、かつて絶滅したと思われていたコ・チャン・ワート蛙、61種類の鳥など、珍しい動物を見られる。

毎年65万人以上の人が訪れるというチャン島。そのうちの3分の2がタイ人だ。地域の住人はタイ政府の指導の元、この島の環境破壊を恐れ、健在としてチャン島のジャングルの木の使用を禁止するなどとしているが、お金になる外国人観光客を呼びたい気持ちもある。

島の85%は熱帯雨林であり、東海岸の一帯は4輪駆動でしか通行できないような険しい道だ。この10年のあいだに島のところどころが開発されるようになった。現在は高級ホテルやスパリゾートが25棟、小規模のバンガロータイプの宿泊施設が100も建てられた。しかしそれでも、こんもりとしたジャングルに消えていくほど自然が残されている。

旅行者を乗せたバンが、片側一車線の道を走る。車からの景色に見入っていると、64km、2時間の旅があっという間に終わってしまう。これがチャン島ののんびりとしたライフスタイル。安らぎのない東京をせっかくは離れてきたんだ、急ぐことはない。

ベスト・ビーチ

無人島探検、ココナツでラムを飲む、海亀とダイビング、ジプシーにまぎれてヌードで日焼け、タイ式ハンモックで昼寝、色美しいサンゴ礁の海でスノーケリング、とチャン島では何でもできる。
ハット・サイ・カオは、チャン島で一番長い白い粉のような砂浜。そして最も人気の高いバー、クラブ、レストランが数多い。昼間は海でスポーツ、夜はナイトライフで楽しめる。
西海岸最大のカイベは、透明な青い海でスノーケリングしたり、大きなパームツリーの下でリラックスするのが最高だ。島で一番夕焼けがきれいな場所でもある。
     
ハット・クロン・プラオは、高級ホテルが集まる場所。レストランも多く、ウォータースポーツも充実。宿泊施設もワールドクラスだ。そして、エメラルド色の熱帯雨林が広がる。宿泊費は高いものの他のものは安い。
島の北に位置するアオ・クロン・ソンは、松林を背にする白い砂浜があり、美しいサンゴ礁もある。

丘での楽しみ

オカマの美青年、辛いタイフード、強いカクテルがタイのビーチパーティーの主役だ。でもビーチ以外にも、たくさんのアクティビティーが体験できる。

ツリートップ・アドベンチャーパーク/一日コースで木々の間にぶら下がるという体験ができる。森の上に、赤(初心者)と青(上級者)のコースのスタート地がある。安全ケーブルを装着し、体力や忍耐力、バランスと勇気を要求される森のなかの冒険だ。とても厳しい安全スタンダードはヨーロッパ並みで、今まで事故がないということなのでご安心を。

ウォーター・フォール/入場料を取られるものの、熱帯雨林から流れてくる水の下で、水浴びをしたことがないなら一生忘れられない体験になるだろう。タン・マヨムとクロン・プルは島でもよく知られる滝。だんだん高く、登るのがきつい滝がある。キャンプ施設もある。クロン・ヌエンは島で一番高く、もっとも登るのが大変だ。

エレファント・トレッキングに興味があるなら、チャン・チュティマン・ツアーとクロン・ソン・エレファント・キャンプがある。2時間のトレックツアーが900 バーツ、後者は90分で同料金だが、アジア・エレファント・ファウンデーションによって運営されている。ツアーには交通費、風呂代、水、象にあげるバナナ、ココナッツなどが含まれている。

アクセス

チャンはトラット県にあり、バンコクのエカマイ駅からタクシー、もしくはバスで約5時間。またバンコクからトラットまでは、タイ航空が毎日運行している。フライト時間は50分。スカイトレインも運行している。船、またはカーフェリーはトラット桟橋からでており、約20分。
   
 
島内の移動はレンタルバイク(一日5〜10USD)がよく使われる。公共交通は屋根付で二列のシートがあるピックアップトラックがある。

WEB CONNECTION

General Info

www.koh-chang.com
www.ekohchang.com
http://en.wikipedia.org/wiki/Ko_Chang

宿泊施設/さまざまな工夫で、チャン島経験を楽しませてくれるトップレベルのリゾートが多い。

Aana Resort & Spa: www.aanaresort.com
Aiyapura Resort & Spa: www.aiyapura.com
Amari Emerald Cove: www.amari.com
Barali Beach Resort: www.baraliresort.com
Koh Chang Tropicana: www.kohchangtropicana.net
Ramayana Koh Chang Resort & Spa:  www.ramayana.co.th

スパ/タイほどリラクセーション、レジュビビネーション、デトックス目的で訪れられる国は他にない。チャン島周辺には瞑想、断食、心身浄化を専門とする、高級感あふれるスパ・リゾートがある。

Lotus Star Holistic Centre: www.lotus-star.com
Rainbow Arokaya Holistic Health Paradise: www.rainbowarokaya.com
The SPA Koh Chang: www.thesparesorts.net