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コラム

Japan Angler

By Abdel Ibrahim

Skinny Water Plugging

2008
Issue 25

多くの釣り人達と同じように、僕もある一定の期間、特定の種類の魚や釣りのスタイルに入れ込んでしまうという悪い癖がある。しかも、あるとき途端に思い入 れが一気に冷めてしまったりする。2~3ヶ月前の話なのだが、東京湾で小船に乗って数百匹のシーバスを釣った。そのあと同じ場所で、海岸釣りを習い始め た。

友達のチャックは数年間、関東周辺の河口や河川、湖などを集中的に走り回ってる。茨城の涸沼湖に行ったときの出発前夜、彼は、魚が食 いつくまで一晩中腰まで水につかったまま立ちっぱなしなることを覚悟しておけと、僕にアドバイスしてくれた。実際、夜明けまでは何もなく、しまいには約 40分も怒涛のごとくシーバスが水面に押し寄せて、その食欲のはげしさに僕らは呆然と立ち尽くした。

「迅速に、そして待つ」
こんな表現が、日本における海岸釣りにピッタリの言葉だ。つまり、魚が現れそうな場所をいかに見極めて、彼らが食べにやってくるその一時に備え る。 これは潮の上がり下がりが激しいときに言えることだが、もし釣り師がルアーの操り方を心得ていれば、他の時間帯でもシーバスはきっと食いついてくる。

ボ ラの幼魚の群が水草周辺に寄り添って身を隠していたら、勝ち目はほとんどない。彼らを捕まえるのなんて、シーバスにとっては朝飯前。だから、僕らのルアー には無関心。幼魚をガツガツと食べているだけだ。

ボラは、たいていサヤ状に群れをなしていて、シーバスが食いつこうとすると水面で慌てふためき、激しく動き回る。腕の立つ釣り師なら、同じサイズのルアー をその固まりとなってる魚のちょうど真上、または真横に投げ込んで、巧みに動かしながら、近寄ってくるシーバスの食いつきを誘うことができる。

チャッ クはボラの群の前に完璧に近いキャストをし、7cmのミノーでまずまずのシーバスを釣り上げた。一方の僕はというと、かなり大きなヒットがきたけれ ど……。残念、ルアーごと持っていかれてしまった。すっかり気を落としながらもキャスチングを続ける。すると、すぐにボラの群が散り始めるとともに、水面 が波打ったのだが、結局それも止まってしまい、大きな当たりを逃してしまった。

結果はいまいち。しかし、日本の浅瀬の歩き方について様々 なことを知ることができたし、リベンジにかける意気込みは満々だ。次は80cmのボラを釣ってみせよ。

涸沼湖はルアーフィッシングで有名 だが、これから始めようとする場合、自宅に近い海岸でポイントを探すことをすすめる。北海道と本州の北側以外なら、ほとんどの沿岸流域付近にシーバスが潜 んでいる。海岸での装備や道具、釣りの駆け引きについてなどの詳しい情報はジャパン・アングラーのWEBサイト (www.japanangler.com.)を見て!