>  屋外日本雑誌  >  Issue 27 : 3月/4月 2009  > コラム  >  Adventures of the Hokkaido Bush Pig  >  No Spring Break in Daisetsu-zan

コラム

Adventures of the Hokkaido Bush Pig

By The Hokkaido Bush Pig

No Spring Break in Daisetsu-zan

2009
Issue 27

初めて春の大雪山に登った時、私は、 北海道の山々の春トレッキングについ て多くを学ぶと同時に、この国立公園 の素晴らしさを再確認した。その年の 5月、層雲峡温泉から黒岳、その後旭岳から旭岳温 泉に向かう2泊3日の旅を計画した。

スノーシューで黒岳に登り、反対側にある山小 屋へ向かった。ところが、山小屋の代りに、私の目 の前には見渡す限り雪の平原が広がっていたの だ。赤い旗のついたポールを組み立てて、山小屋 の入り口があると思われるところを探った。2メート ルほど掘って、やっと目的のドアが現れた。夏や秋 に何度か来たことがあるからこそ見つけられたが、 今日がもし吹雪だったら、GPSなしで山小屋を探し 当てることはできなかっただろう。

私の他にも山小屋が見つからなかった、また は野宿で一夜を過ごした登山者の話を聞くことが ある。

大雪山をはじめとする北海道の標高の高い 山々への春先の登山は、経験の少ない方には お薦めできない。適切な装備と技能がなければ、 Bush Pigが数メートル下でラーメンを食べている 時に、1日以上を雪の中で過ごすことになるかもし れない。

初春、晴れた日に大雪山に登ると、確かに素晴 らしい山岳を望むことができるだろう。しかし、油 断はできない。山は荒れて襲いかかってくることも あるのだから。

この春、北海道の標高の高い山に登るなら以下のものが必要だ:

 雪崩用トランシーバー(ビーコン)とプローブ
 シャベル
 オールテレイン(ツーリング)スキーとスノーシュー
 オールテレイン(ツーリング)スキーブーツ、マウ
ンテニアリングブーツ(1日以上ならプラスチック製がいい)
 アイゼン
 ピッケル
 トレッキングポール
 GPS、地図、コンパス
 オールシーズン用テント
 オールシーズン用寝袋
 冬用の敷物

想定すべき初春の天候:

 日中の気温少なくとも–5から–10 C
 夜間の気温–20 C
 体感温度–20から–30 C.
 風速100 km/時以上
 積雪や尾根の凍結
 雪に埋もれた山小屋
 トレイルが見えない