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コラム

Trail Recipes

By  Akira Suzuki

Tempting Taters

2009
Issue 29

(材料)
マッシュポテト
牛乳
ミートソース
チーズ
オリーブオイル
ブラックペッパー


キンキンに冷えたビールは当然だが、舌を焼くようなアツアツの料理も人を幸福にする。その筆頭ともいえるのがグラタンで、ヤケドをしないようにフーフー吹いている時のシアワセな気分といったらない。

グラタンなどのオーブン料理はダッチオーブンのような大がかりな道具がないと作れないと思っている人もいるかもしれないが、そんなことはまったくない。そ れに近い状況は簡単に作ることができる。要は上から加熱したり、鍋の中に熱をこもらせればいいだけの話だからだ。フライパンの上にフタができて、上に炭が 乗せられればベストなのだが、そこまでの強度と耐熱性がなくても大丈夫。

今回はアルミホイルでフタを作り最後にガスバーナーで軽くあぶってみる。レストランでも料理の仕上げにガスバーナーを使っているところが多い。焚き火があ れば薪を1本抜いてフライパンの上からかざせばいい。こちらの方がずっとアウトドア気分にあふれている。

今回のメニューは、ポテトのミートソースグラタン。スウェーデンに行ったときに宿のおばちゃんに教わった料理だ。北欧にはジャガイモを使ったオーブン料理 がたくさんあり、これはスウェーデンの伝統料理「ヤンソンスフレステルセ(ヤンソンの誘惑という意味で、ポテトとアンチョビのグラタン。ベジタリアンの宗 教家ヤンソン氏が自らの禁を犯しても食べたほどうまい、というのが名の由来)」のバリエーションだと言っていた。簡単でとてもおいしい。

今回は粉末のマッシュポテトを使っているが、もちろんジャガイモを茹でて潰してもかまわないし、軽く茹でて薄切りにしてもいいだろう。

(作り方)
牛乳を熱してマッシュポテトにすこしずつ加えて戻す。同時に軽く塩コショウで味付ける。クーラーがなく牛乳が持ち運べないときには乳児用の粉ミルクをお湯で溶いて使うといい。プロセスチーズは常温でも2、3日なら持つ。

油を引いたフライパンにマッシュポテトを敷き詰め、ミートソースを均等に塗る。チーズを振りかけて、アルミホイルでフライパンにフタをし、弱火でじっくり焼く。チーズが溶けたら出来上がり。