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コラム

Japan Angler

By Abdel Ibrahim

Fishing for Surfers

2009
Issue 29

もし神奈川県の湘南に住んでいるなら、とてもサーフィンが盛んな土地柄だということがわかるだろう。僕も昨年、友人に勧められてサーフィンに挑戦してみ た。最初のトライで顔から砂浜につっこんで軽い脳震盪をおこしてしまい、それ以来、やっぱり僕には釣りが向いているようだと思った。

でも最近、スタンドアップ・パドルボードを使えばサーフィンも釣りも、その両方を楽しめることを発見した。考えてみれば、パドルボードなら音を立てずに早 く動けるし、安定感も抜群なのだ。さらにボードの場合だと陸からは狙えない、魚が多くいる波のブレークする位置より沖をクルーズすることができる。

鎌倉在住のパドルボードサーファー兼アングラーの奥田哲と彼の友人の高橋としゆきは、積極的にこの新しいスポーツを広める活動をしたり、かっこいい用具や アクセサリーをも開発している。

哲はロッドホルダーつきのシンプルなウエストパックを考案した。これによって、両手を使ってパドルしている間に、15-20メートル後ろにたらされたル アーがトローリングしてくれているなんてことが可能になった。パドルなら魚がいそうなところに自由にいけるだけでなく、当たっているところを見つければ瞬 時に方向を変えて移動もできる。水面に波や音をたてず、魚の警戒心を買うことなく近づけるのだ。

哲ととしゆきによると、シーバス、イナダなどが一年中パドルボードで釣れるという。夏は海水塩分濃度と温度が上がるので、シイラ、さば、マグロなど海洋性 の魚が沖からたった数キロ離れたところで釣れる。これらの魚は浮いているものに集まる習性がある。だから、アングラー達は突然自分のボードが魚をとりこに する物体になったと知り、おなかをすかせた魚に囲まれてびっくりすることになる。哲によると、1メートルという大きさのシイラが一回かかったことさえある という。

パドルボードで釣りに挑戦するなら、6フィートのミディアム・アクション・ロッド、(最大)1ozキャスト、一号のPEラインのまかれたスピニングリール を勧める。としゆきは、パドルボードアングリングにあうスペックのロッドを自分で作ったという。

ミノー、ペンシル、バイブレーション、ソフトプラスティック、メタルジグなど、深さによって様々なルアーが必要になってくる。重要なのは、釣りたい魚が好 む餌に極力似た形のものを選ぶことだ。

もしパドルボードフィッシングをトライしたいなら、哲ととしゆきに連絡してノウハウを教えてもらうのが一番いい。哲のショップはパドルボードの大会のスポンサーになるなど一年を通して様々なイベントをサポートしている。詳細はぜひ彼のサイトwww.padobo.comへ。