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コラム

Travelers Tune

By Shoutaro Takahashi

Ben Folds' Island Retreat

2005
Issue 1

べん・フォールズの愛する島

ベンの書いてくれた文字が見えますか? フェリーで渡るマキナック・アイランドは、湖と森がとてつもなくき れいな場所。ヨットなどで遊ぶには最高らしい。なるほどね。

ここに1冊の地図・が・る。中高生が授業で使うもので、思いっきり勉強用。しかも必要部分だけをラミネート加工した、世界でこれだけというお手製だ。

この地図・、別の意味でも世界で唯一。なぜかというと、世界のミュージシャンの直筆書き込みが、いたるところに入っているのだ。それもかなり有名どころ の。

書き込みとは、「・なたの母国で『ここだけは旅しておくべき!』という場所は?」という質問への回答だ。つまりミュージシャンによる「旅のお勧めポイン ト」。それぞれの性格や隠れた一面が表れていて、この答えがなかなか楽しめる。クセ者アーティストは、やはりクセの・る場所を推薦してくれたりするものな のだ。

というわけで、第一回目は「ベン・フォールズ」! 言うまでもなく、ピアノがメインのギターレス・ロックのお人で、日本でも大人気。ちなみにこれは、僕が レンタカーでアメリカ1周旅をする直前だったので、「車で行ける面白い場所」のオススメを聞いた。

美人奥さんを横に座らせ、赤いボールペンでいくつもの印を付けてくれるベン。この人、ほんとに親切。グランドキャニオン、デスバレーなどの国立公園、先日 のハリケーンで手痛くやられたニュー・オーリンズ(ここでケイジャン音楽を聴け! と言ってた)、ノースカロライナのチャペル・ヒル(ベンの故郷。キミが 本当に僕のファンなら行ってみて、と笑いながら薦めていた)。

で、最後に「マキナック・アイランド」という島。五大湖のひとつ、ヒューロン湖に浮かんでいるらしい。なんでも小さな島は自動車禁止で、古きよきアメリカ が残る街を、無数の馬車が走り回っているそうな。 ビューティフル! とのこと。

島は小さすぎて僕の地図・には載ってなかったけど、えらくオススメのようで、赤のみならず、青いボールペンまで使ってグリグリと丸をつけてくれました。

でもその島、自動車禁止って……。僕、レンタカーで行くって言ったんだけど。結局、僕は行かずに通りすぎてしまいました。はい。
 

(マップキャプション・70~80)ベンの書いてくれた文字が見えますか? フェリーで渡るマキナック・アイランドは、湖と森がとてつもなくきれい な場所。ヨットなどで遊ぶには最高らしい。なるほどね。

ギターレスだけどロック! な4枚

Ben Folds Five
Ben Folds Five (Toshiba EMI)
もう発売後10年! 今でも売れ続ける、これこそ不朽の名作。こいつが発売されたときは、「ピアノでロック?」と衝撃的 だった。特に「Jackson Cannery」。すばらしすぎます! 

Ben Folds
Songs For Silverman (Sony Records)
今年度発売、現在のところの最新作でいて、ソロ2作目。カッコいいだけじゃなく、聴く人を素直に幸福な気分にさせ てくれる。こういうアーティストは世の中に必要ですね。

Keen
Hopes and Fears (Universal Records)
昨年大売れした新人バンドの1st。英国っぽいメロディで実に美しい。美しいが、少々線が弱い感も。これを言っ ちゃオシマイだが、ここにギターが入っていれば……。もっといいのに!

Death From Above 1979
You`re A Woman,I'm A Machine (Victor)
ベース&ドラムの ロックバンド。うわぁ、音がすごくハードコア。ギターレスといっても、さまざまですね、当たり前だけど。しかしギターに聴こえる音は、これでもベースなの か?