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コラム

The Local Brew

By Bryan Harrell

常陸野ブルーイング・ラボ

2015
Issue 56 (Summer 2015)

約200年の歴史がある茨城の蔵元である木内酒造は、地ビール、常陸野ネストを発売以来、日本を代表する醸造所のひとつとしてよく知られている。

 さまざまな賞の受賞だけでなく、ビール業界での熱心な人脈作りと輸入業者へのサポートから、この醸造所はアメリカにおいてとくによく知られている。常陸野ネスト製品の約半分は輸出されており、これは日本の地ビール醸造所として注目すべき点であろう。

 そして1月、秋葉原(あきはばら)にほど近い神田の須田町、旧万世橋(まんせいばし)駅界隈(かいわい)に常陸野ブルーイング・ラボがオープン。堅苦しい名前とはうらはらに、この「ラボ」ではカジュアルに常陸野ネストビールを楽しむことができる。通常ビールは7~8種類、300mlの小グラスならたった680円なので、ぜひさまざまなビールを試していただきたい。基本的にセルフサービスだが、スタッフは親切にいろいろと教えてくれる。

 私はまず、極上の常陸野ネストラガーを試した。アグレッシブだがホップ感が興味深い。そして全粒粉(ぜんりゅうこ)のBBQビーフサンド(650円)はとても優しい味で、なによりソースがはみ出ることがなかったのはすばらしい!つぎに飲んだのはレッドライスエール。マゼンダパープル色のエールで、古代米の酸味と刺激のあるおもしろいテイストだ。また、種類が多く迷ってしまうが、ビン詰めのおつまみも見逃せない。私が選んだのは2種類のオリーブを橘(たちばな)類の皮で漬け込んだ「常陸野ふくれみかん風味のオリーブ」(650円)。味はもちろん最高だった。

 早くて安いドリンクやフードを気軽なサービスとともに提供してくれる常陸野ブルーイング・ラボ。秋葉原や神田に用事があるならば、この日本でもっともおもしろい醸造所にぜひ立ち寄ってみてほしい。

陸野ブルーイング・ラボ
営業時間:午前10時~午後11時 日曜祝日:午前10時~午後9時
JR秋葉原または神田駅から徒歩すぐ
住所:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-25-4 N1 (03) 3254-3434
ホームページ: http://hitachino.cc/brewing-lab/

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