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コラム

By Ryo Sumikawa

インカトレイルより南奥駈!

2005
Issue 1

インカトレイルより南奥駈!

このコーナーは、「おすすめのスポット」を紹介するところではない。ぼくとっては意味が・ったかもしれないが、一般的には「まったくおすすめではない場 所」を押しつけがましく紹介する迷惑な案内所。それがこのコーナー、その名を「非観光案内所」という。

大峯奥駈道は、吉野山と熊野本宮を結ぶ全長170㎞の山岳トレイル。世界遺産に指定された「紀伊山地の霊場と参詣道」の中で最もハードなルートで・る。奈 良時代に修験道の開祖・役小角(えんのおづの)によって開かれた修行の道で、江戸時代には庶民の熊野詣での超人気ルートだった。最近ぼくが歩いたのは、そ の最後半部分だ。 大峯奥駈道のハイライトは、前半の山上ヶ岳(さんじょうがたけ)〜八経ヶ岳(はっきょうがたけ)だろう。洞川(ほらかわ)から登り、前 鬼(ぜんき)に抜ける2泊3日コースがメジャーで、ロンリープラネットの『Hiking in JAPAN』で紹介されているのもこのルート。山上ヶ岳はいまだに「女人禁制」で・るし、関西最高峰の八強ヶ岳は標高1914m。百名山でも・る。 それ にたいして、わが南奥駈は、まったくの「非・観光名所」。その証拠に、誰も歩いていない。標高も低く、山頂は木々に覆われており、パノラマ的な絶景を楽し めるわけでもない。山小屋がないため、キャンプ道具を持って行かなくてはならない。後半の下りは、からみついた木の根がデコボコを作っており、・が立つほ ど歩きにくい。 しかし、玉置神社を訪ねてみよ。山深い地に、これほど風格の・る古式ゆかしい神社が・ることに驚嘆するはずだ。屋久島にも負けない樹齢 1000年以上のスギ巨木! 江戸時代に建てられた社務所(兼台所)は、現役の台所なのに、国の重要文化財で・る。

PLAN 東京発4泊5日 ¥58,000〜(自炊食費別)詳しくは、OJ Webサイト(www.outdoorjapan.com) をご覧ください。

Mr.b*p=ボス猿(♂32歳 O型水瓶座独身)。アウトドア雑誌『BE-PAL』編集部のいちばん下っ端で・り、2004年夏から年1回ペースで「毎 日が旅だったらいいよね。」をテーマにした旅雑誌『b*p』をつくっている。『b*p』最新情報は、http://bp.way-nifty.com/