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コラム

Cycling Japan

By Takashi Niwa

宮古島で瑠璃色の海に溶ける

2010
Issue 32

目を疑ってしまうほど美しく輝く海を眺めながら走り、道はサドウキビ畑の中を行く。

森がないせいか、ことさら開放感に溢れている。

宮古島とその周辺の島々を巡ると、これほど気持ちいい道があったのだと思わずにはいられない。

沖縄の海の色を知らずに走って、日本のサイクリングは語れない。海の色があまりに魅力的な理由は、海水自体の透明度に加え、海底の砂にも求められる。砂は珊瑚のかけらで、白に近い明るい色なのだ。太陽の光が澄んだ海を通して、海底の砂に届き、それが反射するために、海全体がまるで下から照らされているかのような明るさとなる。

せっかく沖縄まで来たのだから、そんな海沿いをたっぷり走りたい。となると那覇がある沖縄本島よりも、離島がよい。道と海との距離が近く、交通量も格段に少ないからだ。

沖縄の離島で100km以上走れるのは、宮古島と石垣島だけだ。石垣島はアップダウンが多いが、宮古島は南岸を除けばほぼフラット。池間島や来間島などと橋で結ばれているし、伊良部島へも船で手軽にアクセスできる。連休などを使って走るのには好条件が揃っている。

宮古島に降り立ち、宿にチェックインしたらミニマムな装備だけにして、島を時計回りに一周してみよう。島や半島は時計回り、湖は反時計回りが基本になっている。自転車も左側通行の日本では、上記の方が水辺を走ることになり、開放感に溢れるからだ。

宮古島の中心・平良からは北を目指し、西平安名崎、池間島、そして南下して東平安名崎、さらに西に向かって来間島に渡り、そこから平良に戻ると103km。これを2日に分けて、のんびりと走るのもよいし、宮古島だけでなく伊良部島にも渡ると、楽しみはさらに広がる。

131 km.(伊良部島一周28 km.を含む)
Best in:  July to May / 7〜5月

池間大橋は水上を自転車で滑空している感じ? 変な表現だが、そんな感じなのだ