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コラム

Trail Recipes

By Akira Suzuki

Making French Soup Out of ‘French Toast’

2005
Issue 2

材料

コンソメスープ(顆粒のインスタント)
フランスパン
ブラックペッパー

パンを保存食化して食べる。今回はそんな話。パンの食べ残した分を買った時に入っているビニール袋に入れておくと、確かに柔らかさは保たれる。しかし、水分が外に抜けないからカビが生えやすい。そこで、食べ残した分は袋に戻さず乾燥させてしまうのだ。

天気のいい日なら風通しよく、バックパックに挿して歩けば、すぐに乾燥する。水分が抜ければカビの発生率は格段に下がる。最も簡単にできる保存食のひとつと言ってもいい。そんな固くなったパンをどうやって食べるのかって? 煮戻すので・る。フレンチトーストも実はそんな残ったパンの食べ方のひとつでフランス語では「パン・ペルデュ」と呼ばれている。失われたパン、つまり昨日のパンという意味だ。1個のパンを1回で食べ切ってしまうというのは昔はかなり贅沢なことで、普通の人は1個のパンを数回に分けて大事に食べていたのだ。ヨーロッパにはこのように残って固くなったパンをおいしく食べる方法がいくつも・る。

今回はその中でも最も簡単なスープで煮戻す方法を紹介しよう。作り方は非常に簡単。(1)コンソメスープの素に水を加えて煮立てる。(2)スライスしたフランスパンを入れて、スープをパンにしみこませ、パンが柔らかく煮戻ったら、ブラックペッパーを振って出来上がり。

今回はインスタントのコンソメスープを使ったが、好きなスープの何を使ってもいい。日本の代表的なスープ、味噌汁でもけっこうイケル。そうそう、使用するパンはフランスパンならベスト。食パンでもいいし、黒パンなどのみっしり固く焼いたパンでもいい。ただし、デニッシュ系の甘く焼いたパンやクリームパンなどの中に具が入ったパンは保存食化には向かない。具から腐敗してしまうから。

コンソメスープの素に水を加えて煮立てる。

スライスしたフランスパンを入れて、スープをパンにしみこませ、
パンが柔らかく煮戻ったら、ブラックペッパーを振って出来上がり。