コラム

Hyakumeizan: Climbing Japan's 100 Famous Mountains

By Ginger Vaughn

#23 Kuju-san

2005
Issue 3

東京を出発し、フェリーに乗り北九州へ。35時間の船旅は、さすが疲れた。しかし、コーヒーとサンドイッチで・ごしらえしただけで、九重山を目指す元気がでてくるのだから不思議だ。

高速脇でヒッチハイクを試みる。ほどなく途中まで乗せてくれるというドライバーに出会い、その後の2時間、一緒にホットドックを食べたり、今までに経験してきた様々な話をしていり。そうしていたら、結局そのまま九重山のふもとまで送り届けてくれることとなった。そして、温泉旅館に荷物をおき、必要な装備だけをバックパックに詰め込み頂上へと向かったのだった。

いったん登りはじめると、すぐに森林限界を抜ける。すると突然、目の前の景色が様変わりする。焦げたオレンジ色、青い空、そして白く、勢いよく吹き出される湯煙に目を奪われる。阿蘇国立公園にそびえたつ九重山は、九州最高峰で・り日本最大の活火山なのだ。

外国人女性初の百名山完登を目指しているジンジャー・ヴォン。百名山とは作家・深田九弥が「日本百名山(昭和39年・新潮社刊)」で綴った百の名峰で・り、山の品格、歴史、個性の観点から選んだもの。平成の中高年登山ブームを巻き起こし、新百名山、ニ百名山など・らたな百名山も生まれている。なお、タイトルに・る番号は、ジンジャーが登頂した際、何番目に登ったかを表している。