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コラム

Travelers Tune

By Shoutaro Takahashi

The Avalanches on Australia: This Place Rocks

2006
Issue 5

人気ミュージシャンに尋ねる、音楽と無関係な質問、
「あなたの母国で旅すべき場所って、どこでしょう?」。
今回はザ・アヴァランチーズ FROM オーストラリア、です。

これを書いている僕、つい先日オーストラリアに行ってきました。現地のCDショップを回り、現在の人気ローカルミュージシャンも軽くチェック。そこで感じたのが、2001年に衝撃のデビューアルバムをリリースしてから、トンと鳴りを潜めているザ・アヴァランチーズの衰えない人気ぶりだ。

日本でも同様に、彼らのアルバムはクラブサウンドの超名盤として、今でも繰り返し紹介され、人気継続。ロングセラーを記録中だ。というわけで、今回はザ・アヴァランチーズの本国オーストラリアのお勧めの旅先。中心人物のダレンとロビーに話を聞いたのは、いくぶん昔だが、復活を期待してご了承を。

開口一番、こう叫んだのは、ダレン。う~ん、さすが若いだけあって(当時で20歳くらい)、わかりやすいシンプルな答えだなあ。エアーズ・ロック(正式名称、ウルル)のことでしょ?

お、英語が得意じゃない僕でも聞き取れましたよ。今、ロックを複数形にしましたね? マウント・オルガ(正式名称、カタジュタ)は、ウルルから40km西にある36の巨岩の集合体で、総面積と標高は、ウルル以上。僕も今回の旅で行ってきましたが、岩と岩の薄暗い谷間には涼しい風が吹き、小川やお花畑もある別天地。神秘性をウルルより感じるくらいだ。ウルルのように一枚岩じゃないからか、少々マイナー扱いだけど。

と、ビッグ・ロックの話も終わらないうちに、話に割って入ってきたのは、ロビー。といっても、広いオーストラリア大陸のどこのビーチ? グレートバリアリーフあたりかな? 

彼が言うビッグ・ロックスとは、400種もの熱帯魚が生息するダイビングの有名ポイント、ジュリアン・ロックス。バイロン・ベイ自体は、ブリスベンより 170km南にあり、昔はヒッピー、今はアーティストが多く、マリファナの香りが漂う場所だ。いかにもミュージシャンが好きそうなビーチではないですか。
新作はどうなっているのだろう? 今年もアメリカではステージに立つようだが、日本には来ないのかな?(高橋庄太郎)

ザ・アヴァランチーズ、たった一枚のアルバムと、関連リミックス作品。

The Avalanches
Since I Left You
(Modular)
自曲の使用に厳しいマドンナすら一聴し即OK、900曲以上をサンプリングして作ったクラブサウンドの歴史的名盤。タイトル曲は2001年の世界的アンセムだ。

Manic Street Preachers
Forever Delayed
(Sony)
イギリスの国民的バンド、マニックスも、ザ・アヴァランチーズにリミックスを依頼。それが、限定2枚組のベスト盤に収録されている「So Why So Sad」。必聴だ。

The Chemical Brothers
Singles 93 - 03
(Toshiba EMI)
メンバーのデクスターが手掛け、日本盤、しかも初回限定盤のみ聴ける「Dexter’s Chemistry Lesson」。あのケミカル・ブラザーズの曲をいじるとは、すごい!

Cornelius
CM2
(Warner)

逆にコーネリアスは、ベック、モービー、ブラーなどの楽曲と共に、彼らの「Since I Left You」をリミックスし、自らの企画盤に収録。名曲が生まれ変わった。

バイロン・ベイ(Byron Bay)
エアーズ・ロック(Ayer’s Rock)
ウルル(Uluru)
マウント・オルガ(Mount Olga)
カタジュタ(Kata-Tjuta)
ジュリアン・ロックス(Julian Rocks)
ロビー(Robbie)
ダレン(Darren)