コラム
Trail Recipes
By Akira SuzukiPortable Peppery Pasta
(材料)
棒ラーメン
水
コショウ(ミル付きのもの)
乾麺タイプのラーメンはアウトドアにおいても優秀な食材なのだが、唯一の欠点は「かさばる」ということだ。しかし、この問題を解決したラーメンというのもちゃんと存在する。それがストレートなタイプの通称「棒ラーメン」だ。
Photo1/日本人であれば老若男女だれでも知っているが、そうでないガイジンさんたちは必見。まず、ラーメンを茹でる。と、同時にスープを作っておく。
1個の塊に成形されたちぢれ麺と違い、ウドンやソーメンの麺同様、麺と麺との間に隙間がないからパッキングに有利だし(Photo1/ちぢれ麺と棒ラーメンの比較。容積比は約3対2)、茹でる際にも鍋の大きさを気にする必要がない。細長い深型のコッヘルでも麺を折らずに入れることができる。封帯で留められているけれど、それを気にしなければ少なめとか、多めの加減も簡単にできる。いいことずくめなのだ。
そして今回はラーメンに使用するスパイスの話をしよう。そう、コショウの話だ。スパイス好きな人ならわかると思うが、スパイスというものはそれが何であれ、使うときに挽くのが最もおいしい。特にその辛さや香気を大切にするコショウならばなおさらだ。あらかじめ挽いてあるものは肝心の香気が飛んでしまうし、アウトドアでは湿ってしまうことも多い。
Photo2/茹であがったらスープに麺を入れ、粗引きコショウをタップリ振りかける。コショウは既に挽いたものではなく、ミル付きのもので食べる時に挽くこと。これが肝心。
最近はミル付きの黒コショウも多く出回っているので、コショウを買う時には絶対こちらをオススメしたい。そして粗引きのコショウをタップリ振ったラーメンを食べてみて欲しい。他の具はいらないとさえ思えるほどうまい。ちなみにソーメンやザルウドンにも粗引きコショウは良く合う。ザルウドンにコショウという組み合わせは、江戸時代から行われている食べ方でもある。
では、ラーメンの作り方。日本人であれば老若男女だれでも知っているが、そうでないガイジンさんたちは必見。まず、ラーメンを茹でる。と、同時にスープを作っておく。茹であがったらスープに麺を入れ、粗引きコショウをタップリ振りかける。麺は、パスタ同様かためが基本。コショウは既に挽いたものではなく、ミル付きのもので食べる時に挽くこと。(鈴木アキラ)




