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コラム

Cycling Japan

By Takashi Niwa

しまなみ海道/島々を結ぶ空の旅

2010
33 号

しまなみ海道/島々を結ぶ空の旅
中国・四国

Total distance: 161.7 km.
Best Season:March to November / 3~11月

まるで空を飛んでいるみたいだ! 橋を自転車で渡っているときには、そんな印象、いや、そんな感動で満たされるに違いない。しまなみ海道に点在する、のどかな漁村との対比が、その印象を倍増させるのだ。

のどかな島々の風情と、複雑な潮の流れと、そしてそれらを結ぶ巨大構造物の橋。この対比とマッチングが、しまなみ海道の魅力だ。正式名称を西瀬戸自動車道といい、本州の広島県の尾道から四国は愛媛県の今治まで、瀬戸内の島々を結ぶ橋と道の総称である。大きな魅力は、尾道-向島間以外のすべての橋に、サイクリング用のレーンが併設されていることだ。

尾道から今治まで設定されたしまなみ海道を約80km。これに忠実に走るのもよいが、ルートから外れ、渡船で島々に赴くなど、ふんだんに寄り道をして、しまなみ路を堪能したい。ここでは、スタート地点を大胆に変更し、尾道よりも東の福山とした。

福山城のそびえる町を出発し、県道22号で鞆の浦へ。「潮待ちの港」とする、先史時代からの要衝である。

鞆の浦から県道47号、365号をつないで、戸崎④から渡船で向島へ。渡船は土地の生活が感じられてよい。

向島から因島大橋⑥へ。ここでいわゆるしまなみ海道と合流する。因島の島から、柑橘類栽培の盛んな生口島、そして大三島へと渡る。大三島の西側の大山祇神社は、是非とも訪れておきたいところだ。

伯方の塩で知られる伯方島から大島へと渡ったら、亀老山(きろうさん)へのヒルクライムにもチャレンジしたい。

そして来島海峡大一、第二、第三大橋を渡るのがこの旅のクライマックスだ。アクセス道も含めると、事実上4kmの橋が続く。まるで海上を飛んでいくようだ。

そして来島海峡大一、第二、第三大橋を渡るのがこの旅のクライマックスだ。アクセス道も含めると、事実上4kmの橋が続く。まるで海上を飛んでいくようだ。  橋を渡りきることを惜しむようにして、四国に上陸。そこからゴールの今治駅までは4kmほどである。