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コラム

Finding Flow

By Troll

Diesel, Drive-bys and Dome Lights

2007
Issue 14

待ちに待った冬がやってきた! 初滑りに立山へ行った。今シーズンの始まりは、雨でツルツルになった雪の洗礼だった。大好きなテレマークスキーを楽しむために、パウダーの待つ雪山へ繰り出す。ウチにとって、そんな場所へ行くのに車は必要アイテムだ。車というよりも、我が相棒であり、スキーやツアーに必要な大切な旅の道具なのだ。ウチの三菱デリカバンにはガスコンロやら、水やら、食料、大量のビール、紺碧の天空と白銀の新雪への想いを満載。これまで色々な想いをともにしてきた。

その中では「あぁ、やってしまった……」と青ざめてしまったことも幾度かあった。あれは、ガソリンスタンドに入った時。ウチはいつものようにクレジットカードを渡し、バイトの人に身振りで「満タン」と伝えると運転席周りの片付けをし始めた。バイトの人は何か言っていたが、特に確認もせず手を振り、筆談をサボっていた。

それが原因だった。なんと、ガソリンを入れ間違えられたのだ。ウチの車はディーゼル車だから「軽油」のはずなのだが、「ハイオク」を給油されてしまったのである。どうみても高級車には見えないし、燃料キャップには「DIESEL」と記入してあるというのに……。

それも1度や2度ではないのだ。エンジンをかける前に気づき、入れ替えしてもらったこともあった。だが、そのときは気づかずにエンジンをかけて走ってしまったんだ。そして急にハンドルが重くなり、「あれ?」と思ったとともに走行不能に陥った。その結果の出費見積もりは10万円。燃料タンクを丸ごと交換せざるをえなかったのだが、たまたまリコール修理が重なって、幸運にも無償で交換できた。

それからというもの、自分で給油ができるので最近はセルフスタンドを利用するようにした。それでも会話が必要なときもあるので、運転席に竹筒のペン入れをこしらえた。これは、サッとペンを取り出させ、すぐにコミュニケーションがとれるから至極便利だ。時には「この近くに美味しい食堂はありますか?」と、聞くのにも利用している。

ある人には「運転しながら手話でどう話すか?」と聞かれることがある。右手でハンドルを操作し、左手は手話で会話する、と答える。右目は前をみて、左目は助手席をみている。だから気づくとヒラメの目のようになって、視野が広くなっていくかもしれない。マニュアル車なら更に忙しく動き回る。でも恋人同士が乗る場合は、手を繋ぐか会話をするか、どちらかを選ぶ必要があるだろう。そして暗くなったら、室内ランプを点灯しないと会話ができない時がある。それはフロントガラスが夜の道に浮かんでいるみたいで目立つかもしれないな。携帯電話をしながら運転するのは違反になるが、くれぐれも夜に室内点灯しながら千手観音みたいに動くドライバーを見かけても取り締まらずに見逃して下さいな。