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コラム

The Local Brew

By Bryan Harrell

Nagai Shuzo, Kawaba-mura Gunma

2007
Issue 15

ビールは穀物、ワインはフルーツから出来ている。
では何故、英語では日本酒のことを 「ライス・ワイン」 と言うのだろう? 

日本酒は、麹が糖化する間にできる。世界中、このような作り方をする酒類は他になく、
日本独自のものだ。

穀物が、デンプン質からブドウ糖に変化するところまでは、ビールにもっとも近い。

というわけで今回は、「もう一つのビール」 とでもいう日本酒を、うるさい酒聞き達のために高級酒を12年前からつくり始めた典型的な酒蔵「永井酒造」を紹介しよう。 

地元のおいしい料理も食べさせてくれる、永井酒造は群馬県北部の川場村にある。

アドベンチャー・キャピタルである群馬県水上の東、ハイキングやゴルフのできる日光高原の西に位置し、アウトドアを楽しんだ週末に立ち寄るに最適な場所だ。

現在は近代的な機器が使われているため実際の製造工程は見れないもの、2時間ほどの酒蔵見学 (日本語のみ) がある。
ここでは、大きなタンクから漂ってくる麹の香りをかぐのが楽しみだ。代表的な商品は、それぞれ6種類。

「谷川岳」 と 「水芭蕉」 だ。谷川岳シリーズは後味がすっきりしていて、辛口でストレート。とくに辛口でキリッとした味の 「谷川岳超辛口純米酒 (写真参照)」 がぼくのおすすめだ。一本1,150円という驚くべき安さ。東急デパートでも売っている。
   
一方、「水芭蕉」は都会のグルメ派向けにつくられたかのように、フルーティーで甘口。
他の酒よりアルコール度15度と低めで、味わい深い。このシリーズでは、「水芭蕉純米吟醸」 がぼくのおすすめだ。

酒蔵の食事処 「古新館」 にも、ぜひ立ち寄ろう。1995年まで使われていた昔の酒蔵をレストランに生まれ変わらせた建物で、囲炉裏をかこんたアンティークな空間で食事を楽しめる。
それぞれのテーブルで魚介類と肉、野菜を料理してくれる。

Nagai Shuzo / Koshinkan Restaurant

永井酒造・古新館
群馬県利根郡川場村門前 713

Tel: (0278) 52-2313
Web: www.mizubashou.co.jp (Japanese)

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