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コラム

Stay!

By Mitsuko Totani

Ousenkaku, Minakami, Gunma

2007
Issue 18

群馬県みなかみ町は四方を山に囲まれ、多くの温泉があることで知られている。そのひとつが利根川の最上流に位置する宝川温泉だ。宝川の名前の由来は、文字通り「宝がとれる川」の意味で、江戸時代から昭和の初めまでこの付近では銅(宝)が採掘されていた。今回紹介する「汪泉閣」は、宝川の渓流沿いの大自然の中に建つ一軒宿だ。

日本一の露天風呂

汪泉閣最大の魅力は、川に沿って並ぶ4つの露天風呂だ。いちばん大きいのは「子宝の湯」で200畳。続いて「摩訶の湯」「摩耶の湯」が100畳、「般若の湯」が50畳。合計450畳の温泉は日本でも最大級の大きさだ。ちなみに「子宝の湯」は、この温泉に入ると子供が授かるという意味。

温泉で体が温まると婦人病の治療に役立つということもあり、実際に子宝恵まれた人からの感謝の手紙がたくさん届いているという。
露天風呂から臨む川沿いの四季の景色もまた格別だ。特に燃えるような秋の紅葉は、一度見たら忘れないほどインパクトがある。

「摩耶の湯」以外は混浴なので、家族や恋人同士でも一緒に風呂を楽しめる。ただし女性は水着ではなく、バスタオルを体に巻いて入るのが、ここのマナーだ。

「湯はすべて源泉のかけ流しです。湯の温度は熱いお湯とぬるいお湯を調節して、季節ごとに気持ちのいい温度にしてあります」とスタッフの大谷和也さん。敷地内にある「宝川山荘」では日帰りの入浴もできるので、ハイキングや釣りの後に寄るものいい。

川魚と熊汁

山に囲まれた汪泉閣の料理は、きのこや山菜、川魚など山の幸がふんだんに使った炭火焼料理だ。また珍しい「熊汁」も食べられる。これは、この土地のお年寄りの昔話をもとに、熊肉を使った料理を再現したもの。風呂で一汗かいたあとには、地酒とともにこれらの郷土料理を楽しむのもいいだろう。

交通

上越新幹線上毛高原駅下車。宝川温泉行バス60分、宝川温泉下車。湯の小屋行バス55分、宝川温泉入り口下車。上越線水上駅下車。宝川温泉行バス35分、宝川温泉下車。湯の小屋行バス30分、宝川温泉入り口下車。車の場合は「水上IC」から18km、約30分。

汪泉閣
〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原1899
Tel 0287-75-2611(代表)0278-75-2121(予約専用)
Fax 0278-75-2038
Web www.takaragawa.com