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コラム

Play!

By Mitsuko Totani

Canyons

2007
Issue 18

水上で、月夜の遠吠えとキャニオニング

利根川の急流が、水上の渓谷を流れすぎる。陽気なる何千というラフト乗りたちが、美しい渓谷と激流を通過していく。とある人物が、滑らかな岩の上を流れる冷水が、新緑が芽吹く彼方へと流れ去るのを発見した。そして、週末のアドベンチャーとして、スリルと興奮に満ち溢れたスポーツを始めた。キャニオニングだ。

野生の叫び声

大学で日本語を勉強していたマイク・ハリスが日本を訪れたのは、1992年。夏休みを利用してのことだった。それから世界各地でラフティンガイドの経験を積んだ彼は15年後の今日、日本で最も成功しているキャニオニングのツアー会社「キャニオンズ」を経営するにいたっている。
彼とキャニオニングとの出会いは、ネパールでガイドをしていたときのこと。知りあったヨーロッパ人にキャニオニングを教えてもらい、以来虜になったのだ。

現在、彼の会社は群馬県みなかみ町、長野県白馬村、高知県の長岡にある。どのエリアもスリルに満ちたキャニオニングが体験できる。なかでも水上は、ファミリー向けの簡単なツアーから、ワイルドなアドレナリン放出しまくりといったコースまで様々なコースがある。世界6カ国から集った24人のプロ集団が案内してくれる。マイクはいつも、より良いキャニオニング・スポットを開拓しているが、最近関西に90mの落差がある滝を見つけたという。この滝を降るツアーができあがるのが楽しみだ。
30分ほどの半日コースは、誰でも気軽に参加できる。だが、一日コースになると、ウエットスーツに身を包んで2時間も歩く。少し体力が必要だ。   

月夜の遠吠え

夜道を散歩して、奇声を耳にしても驚かないでほしい。マイクが1994年から行っている、水上ではお馴染みのフルムーンパーティが盛り上がっている証なのだから。このイベントは、彼を含む地元アーティストをサポートするために始められたもの。

毎月行われるイベントには、週末のキャニオニングはもとより、ラフティング、カヤック、マウンテンバイクやケービングを楽しみに訪れた人も参加する。 700人近くの人が集まるという。冬にはスキー、スノーボード、スノーシューのレッスン、バックカントリーツアーなども手がけている。

それをつくれば、彼はやってくる

昨年の12月、「キャニオン」は洒落たバーとレストラン、ウッドデッキのある「キャニオンズ・アルパイン・ロッジ」をオープンさせた。湯桧曽川沿いにあるロッジは、バーベキューをしながらビールを飲むのに最高だ。

ロッジには10の部屋があり、ドミトリースタイルの2段ベットが4000円、個室が5000円となっている。アルパイン・ロッジが満室の場合、周辺にいくつもホテルや民宿がある。

CANYONS みなかみ&草津 : (0278) 72-2811
CANYONS 白馬 : (0261) 72-5150
CANYONS 四国 : (0887) 75-0500
www.canyons.jp

Canyons Alpine Lodge
www.lodge.canyons.jp