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コラム

Fitness

By Travis Johnson Ph.D.

Movement Matters

2008
Issue 21

体脂肪率や筋力、または心肺機能が健康の指標とされている。だが、実はもっとシンプルに健康を計る方法がある。痛みを感じることなく、どれくらいの“動作”ができるかである。体全体がうまく動かないなら、健康とは言えないかもしれない。ジムの運動器具で、汗をかくことよりも大切だ。

 ただ、アウトドアが好きな人のほうが、実際にはジムに通っている人よりも健康であることが多い。なぜなら、引く、押す、ねじる、かがむ、突き出す、曲がる、歩く、走るといったアウトドアでの様々な動作は、人間の本質的な動きに通じているからだ。*

オフタイム(スポーツをしていない時)に、このような動作を繰り返して健康(実力)をアップさせよう。

チューブ、またはジムのケーブル器具を使って、以下の動作をパターン化してみよう。目標は、うまく動作できるようになること。1パターン10~15セットが、楽にできる程度の抵抗を保ちながら行うのが大切だ。

PULL/チューブ、またはケーブル器具の滑車ケーブルを肩の高さに固定。チューブ、または器具に向かって足を肩幅にして立つ。片手でハンドルを握り、体に向かって引く。うまくできるようにあったら、片足でバランスをとりながら引いてみる。

PUSH/反対側に向いて、“引く”動作を同じ要領で引く。

TWIST/チューブ、またはケーブルに向かって横向きになり、足を肩幅にして立つ。両手でハンドルを握って、体がハンドルに向かい合うまで体を回転させる。拇指球を中心にして自然に体を回転させるようにする。うまくなったら片足で。

SQUAT/足と膝を揃えて立つ。(太ももが床に平行になるようにして)椅子に座るようにかがむ。上体が前かがみにならないように気をつけながら、首はまっすぐリラックス。うまくなったら、そのままの状態を維持してみる、または片足で。

LUNGE/片足を後方にずらす。前にでているほうの膝を曲げて、後ろの膝を下方に下げる。前足の太ももがフロアに平行に、後ろ足の太ももがフロアに垂直にする。うまくできるようになったら、そのままの状態を維持してみる。

BEND/足を肩より広くして、膝を軽く曲げる。ウエストから上体を前に曲げて、両手でフロアに手をつく。上体を元に戻す。うまくなれば、片足で立ち、床に反対の手を付ける。

WALKING, RUNNING/これまでの6つの動作で、あなたの体はうまく動くようになったのではないか。足をまっすぐ、肘は後ろ向きで、姿勢が良くなっているはずだ。(ランニングについては本誌2008年 January/February号を参考に)。
さらに慣れてくれば、これらのパターンを組み合わせて、いろいろな動作を作ることができる (例えば、スクワット~プル) 。動きを続けて健康維持。
* これらの7つの動きのパターンは,Paul ChekによりPrimal Patterns?と名称づけられているものです。(Primal Pattern? Movements - A Neurodevelopmental Approach to Conditioning, C.H.E.K. Institute 2003).

 
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