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コラム

Japan Angler

By Alan Bergman

The Middle-Weight Champ of Off-Shore Angling

2008
Issue 23

ドルフィンフィッシュ、ドラド、マヒマヒ、シイラ・。名前はなんであろうと、この力強く、すばやい魚は、鷹の目の鋭さ、チーターのスピード、そして恐竜をも絶滅させた強靭なメンタリティーをもつといわれている。

ドルフィンフィッシュ、ドラド、マヒマヒ、シイラ……。名前はなんであろうと、この力強く、すばやい魚は、鷹の目の鋭さ、チーターのスピード、そして恐竜をも絶滅させた強靭なメンタリティーをもつといわれている。

日本国内でもっとも面白い釣りは、シイラをルアーで釣りげることだと思う。シイラは、沖合い釣りの中級チャンピオンなのだ。

シイラの群れに、ルアーや餌を落とすと必ず食らいつく。釣られたら、飛ぶ、尾びれで歩く、頭をバタバタする。とある方向に突進したかと思うと、突然方向を変えるなど、オリンピック選手並みの曲芸をみせる。水中では時速80kmのスピードを泳ぐといわれる。

シイラは、ハワイではマヒマヒとも呼ばれる。マヒマヒは、“Strong-Strong(強い、強い)”という意味。レストランなどでは、英語でドルフィンフィッシュと呼ばれるため、イルカと間違われないようにマヒマヒと呼ぶことが多い。日本語ではシイラ。呼び名はなんにしろ、彼らは壮絶なバトルをみせる。
シイラは世界中の熱帯・亜熱帯の地域に生息する。夏になると沖縄を出発、暖かい海流にのって北上する。 関東では6月から9月が、シイラの釣り時だ。もっとも多いのは7月から8月。11月に入っても、多少はいる。沖縄では5月から6月がシーズンだ。

生後一年で数キロという重さになるというから、その成長スピードはおそろしく速い。この成長の早さゆえ、彼らはいつも何かを食べている。イワシ、アンチョビ、飛び魚、イカ、そして共食いをする。しかし、ほとんどが5年ほどしか生きられない短命な魚だ。世界記録では体重40km、体長1.8m。国内では1mを超えるシイラは、大きいほうだ。

闘争力以外に、シイラの美しさは有名だ。釣り針にかかると、すぐに真っ青に色を変える。疲れてくると体は金色、ヒレはオリーブ色に変わる。青いネオンカラーのスポットが体じゅうに浮かぶ。シイラのスペイン語の呼び名がドラド=ゴールドというのが納得できる。しかし、息がたえてしまうと、さえない。黄色をおびた灰色に変色してしまう。

もうひとつ、オスの前頭部がかなり突出していることが特徴だ。メスは一回り小さく、丸みをおびた頭をしているが、どちらもよく似た体をしている。
シイラは外洋の水面にいる。ブイ、流木、板切れ、海藻、鯨の死骸などの浮遊物に集まる習性がある。釣り人は、その習性を利用して浮いている物体を見つけると、その近くで青い体の魚がいないかボートを近づける。

浮遊物のまわりに集まったシイラの群れに糸をたれてみると、すぐにかかってしまう。仲間の釣り人にも、ほぼ同時にかかってしまう。
日本でのシイラ・フィッシングは、とてもスポーティーだ。釣りのスタイルが米国からきているからだ。ロッドの長さ、ラインの強さはフィート、ポンドで示されている。

200mで、16~20ポンドのリール。ロッドは中級の重さで6.5~9フィートの長さ。これが理想だ。リールはスムーズで、質のいいドラグ。

85~110cmのシイラを4匹、カツオを2匹吊り上げ、ほかにちょっとした出来事があった。大物が潜んでいないかとイワシの群れに、大きなペンシルポッパーを投げ入れた。すると、なんと2mもの大きさのサメがルアーに食いついてきたのだ。

僕は急いでリールを巻き上げたが、サメはフックを飲み込んでいることに気づいていなかったんだと思う。彼は気がついたとたんに、まるで報復するかのように、猛抵抗を始めた。僕のリールはU字に曲がりきっていた。サンドペーパーのようにざらざらした体が、僕のヘビーなリーダーを切ってしまうまで、サメはボートから15mの距離に2回も接近した。

吊り上げた大物を自慢するは楽しいが、シイラは食べてもとてもおいしい。ハワイでは、一度マヒマヒを食べると島のどんな料理もおいしく感じられなくなるといわれている。

揚げ物にすると最高だが、日本では刺身にすることが多く、あまり多くは食べられていないのが残念だ。 

乗り合いボートは、一人分の料金は8500~10,000円ほど。貸切ボートは50,000~80,000円。ほとんどは貸し釣り竿やリールがあるが、ルアーは購入しなければならない。


釣り道具のほか、フックを取り外すためにペンチとタオルを持っていくといい。海の日差しは強い。たっぷりの水、強めの日焼け止め、帽子、偏光サングラスも持っていこう。サングラスは目を保護するだけでない、海面の照り返しがあってもサイト・キャスティングができる。

WEB CONNECTION
Here are a few charter services I have used:
Shousaburo-maru (Hiratsuka,): www.gyo.ne.jp/shou3/
Hiromi-maru (Odawara, Kanagawa): http://homepage2.nifty.com/hiromimaru/index.html
Kanshichi-maru (Numazu, Shizuoka): http://park5.wakwak.com/~kanshichi/top.htm

Some Web sites of Japanese fishing periodicals that list charger services throughout the country.
Tsurinews: www.tsurinews.co.jp/xoops/modules/kyouteilink/index.php
Tsurimaru: http://tsurimaru.com